前回:
使い方:
1. 使いやすい天体を探す
ここまでに書いた各特性を理解して、まずは関係性において使いやすい天体を見てみます。
①ご自身のネイタルで状態のいい・強い天体
ネイタルで元々強い
=誰が相手でも発揮できる(はずの)天体
②相手の個人天体とアスペクトのある天体
0度:そのままですぐに共鳴する
似てる・同じ
180度:新鮮さを感じる・目が覚める思い
惹かれる・感心する
90度:気になる・ひっかかる
120度:なじみやすい・仲良し
60度:程良い距離感・フラット
③相手のミッドポイントにヒットしている天体
主なミッドポイント
太陽/月:精神安定、相手によって自分を許せる・受け容れられる
太陽/金星:新鮮で飽きない魅力、相手がいると機嫌が良くなる
太陽/ドラゴンヘッド:身内感、家族・兄弟姉妹のよう
月/金星:母性愛、可愛いと感じるもの
金星/火星:性的な魅力、異性として意識する
金星/木星:楽しい、平和、はしゃぐ、和む
2. 天体の使い方 まとめ
前回までに書いた通り。
↑早い
水星・金星・火星
●コミュニケーションでの実行部隊
(=公転周期順での中間層)
・水星:喋り方・考え方
・金星:受け・他人といる時の感情・愛嬌
・火星:攻め・パフォーマンス・対外的
■ 縁における、天体の使い方:
・水星:会話/コミュニケーション能力、知識/情報の多さ、頭の良さ
・金星:愛嬌、優しさ、サービス精神、センス
・火星:行動力、思い切り、浮いても平気などメンタル/押しの強さ
月・太陽
●内面性
・月:個人的な感情・内輪的
・太陽:生き方
■ 特に内面性への相性における、天体の使い方
・月:無意識的な時の自然な雰囲気、やわらかさ、生理的、私的
・太陽:意識的な時の自然な雰囲気、たのもしさ、哲学的、公的
●社会性
・木星:このことに関して甘い
・土星:このことに関して厳しい
■ 特に社会性への相性における、天体の使い方
・木星:許す(大目に見る)、応援する、可能性を広げる
相手の気持ちを大らかに・明るく・ゆるくさせる
ソフト:ほぐす・ほどく・ゆるめる・広げる
ハード:かなり甘い、甘やかす
・土星:気遣う、確認する、注意する、可能性を限定させる
相手の気持ちを真面目に・安心させる
ソフト:落ち着く、安定する、程良い距離が保てる
ハード:否定、口出し
↓遅い
3. 天体の発揮しやすい場所・状況へ
1. での天体のハウス・サインは、その天体がのびのびできる場所・状況です。その場所・状況までおびき寄せるようにしましょう。自分に合った場所・状況の力を借りるのです。
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■補足:
射程圏内に分け入って自分から撃つのではなく、相手の内面性・琴線に触れて、相手の変化を促すということは、つまり長期戦になります。遅効性で、じわじわ攻めていく感じ。これは信頼・価値観の一致≒摺り合わせが肝になります。
Aはノリ、Bは信頼という感じ。相手個人のタイプや、相手とのそもそもの関係性でどちらが有効か考えてみます。友達として出会って周りの目を気にしなくていい、もしくは相手もテンポやノリが良いならAですし、仕事上でのお付き合いで知り合った場合や、相手との接点があまりないなら、ある程度の「社会性」が必要になり、まず信頼してもらって❝対個体・密接距離内❞入れてもらうことが先のBになります。
A・Bどちらも大切なのですが、まずは「使いやすい」天体から。使いやすいとは、使っていて自然ということ。自然であれば、比較的流れができやすいはずです。
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基本的な占星術の教科書や検索などで割と出てきやすいことに関しては、説明を省きました。自分はどうなのか知りたい、という方は鑑定へどうぞ。鑑定ではこれらのことや他にも諸々考慮しつつお答えします。
対面鑑定のお店・渋谷トリンは当面お休みしていましたが、近く再開されることになりました。詳細は追ってお知らせしますので、しばしお待ち下さい。