Astro Japonica

楽しい 占星術ノート

進行の太陽が双子座入り

 今回は私個人の進行図の話。備忘録として。

10月6日に進行の太陽が双子座入りしてた。数日経ってから気付いたけど、確かに色々と双子座っぽいことに興味が向いている気がする。それと今日が天秤座の新月で、出生図の太陽水星とちょうど真向かいで起こっていて、どこか吹っ切れたようなすっきりした感じ。

■双子座っぽいこと

久しぶりに読書が楽しい。このところ、言葉の力が真っ向からぶつかって来るような感じがする。どこか近場でいいのでどうにも出かけたい気持ちになったり、ほんの数分の散歩で本当に心が安らいだり。仕事や趣味でも、マニュアルやメソッドを事細かに作るのが楽しい。

双子座は、気まぐれ・いいかげんなどとよく言われている。笑 けど言葉に落とし込む時の、冴えたセンス・繊細な感度・的確さ、ありとあらゆるもののそれぞれの質の良し悪しを見極め、その高低を決して混ぜないところなどは、他のどの星座よりも精度が高いように思う。そう思うと、こっちが何か適当な言い方になってしまった時に「信じらんない」みたいな顔になるところも微笑ましい。それだけ当たり前に言葉を大切にしていることが何だか頼もしくもあるし、こんなに判る人がいるのなら自分もちゃんと考えなきゃなと素直に思う。言葉に声に、本当によく耳を傾けている、そばだてている感じ。双子座は芸人さん・文豪含め作家さんも多いし、聴くにしろ読むにしろ、「言葉になされたもの」から人一倍多くの情報・情景を汲んでいるのだろうと思う。

だいたい「気まぐれ」というのも、あまりに考え過ぎて逃げざるを得ないみたいにも見える。そもそも向き合わないといけないそれというのが、軽くてどちらでもいいものだったら、二択のどちらかを適当ーに選べばいいだけ。答えを出さない/出せないというのは、裏を返せばそれだけ事態を深刻に捉えているということ。自分が普段から言葉から幾多の情報を受け取っているからこそ、言葉にされたものの大きな力を知っているからこその、何も言葉にしないという選択。まあ、単純に気が乗らないとかもザラにありそうだけど…

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■牡牛座の終わりの日々

進行の太陽が最近双子座入りしていたということは、それまで牡牛座の終わりにあったということ。サインの終わりは、そのサインの良くないところが出やすいともいう(個人的にはそれだけではなく、サインの力を気負いなく軽々と使えるという良さもあると思っているが)。それでいうと、確かに頑固になり過ぎていたようにも思うし、快/不快の快ばかり選んでいたようにも。そういう膠着した楽による重たさから、凧の糸が切れたような感覚がある。双子座は楽よりも自由よりも、未体験の厄介が好きなようにも見える。

度数域については、以前に書いたこちらも

■N・T・P、三重円での風のグランドトライン

進行図では、逆行していた火星が少し前から天秤座1度で順行、この双子座入りした太陽ときっかり120度。今年12月からは経過の木星土星水瓶座入りするので、それらとタイトに風のグランドトライン。ちょっとこの辺りから面白くなりそうで楽しみ。進行の水星は、もうだいぶ前から双子座で少し前から逆行、この双子座の中での行ったり来たりは長くつづくようで、おそらく生涯、進行の水星は双子座として過ごすことになる。土の時代には火が多くてしんどかったけど、風の時代に進行図で風が多くなるのは、ようやく生きやすくなるのかもしれない…

ちなみに占いの勉強を始めたり、お笑いに興味を持ち出したりは、出生の射手座14度の月と進行の水星が180度になったころ。今まで以上に手帳やノートに書くことが増え、右手の中指の形が変わってしまった。天秤座の土星と120度、射手座の支配星である木星と144度、太陽水星と51.42度、冥王星と135度も。

■出生図の月と反転の位置

あともう1つ。マドモアゼル愛先生曰く「月星座のファッションをするととても野暮ったい。月星座とは反対の星座のファッションをするととても似合う、開運にもつながる(大意)」とのこと。出生図の月は射手座なので、反転の位置となるとこれも双子座。確かに射手座的なアースカラーや民族的なもの、ヨーロッパの貴族風なものなど、自分が着ていることを想像したら死ぬほどダサい。自分はやはり旅人ではなく迷子、つまり家出した人、その辺をうろうろしている人なんだろうなと思う。ドラゴンヘッドも3室だし。それでいいのだ。