Astro Japonica

楽しい 占星術ノート

2022年8月27日 17:16 新月

前回7/29新月は、ASC:蟹座→支配星:月、太陽:獅子座→支配星:太陽だったので、新月(太陽・月)のサビアン:獅子座6度「時代遅れな女と最先端の少女」の意味がより強調されていた。時代の差・時代の変化をダイレクトに感じる機会が多い月だった。そういうニュースもいくつかあった。

個人的にはポジティブな発見がとても多かった。ということはつまり、むしろ自分自身が自分の世代や過ごした時代に対して、今までかなり悲観的に捉えていた、と気付いた。例えば、10代の時に出会って好きだったものが、今の時代では世界的に大人気になっていたり、日本のもので世界にも類がない素晴らしいものがたくさんあったこと、90年代は文化的に豊かな時代であったことなど、改めて知った。訳も分からず体験していた時間を改めて引きで見た時、いわゆる俯瞰といえど「ただ闇雲に」冷めた目で見るというより、実際の素晴らしさをようやく知ることが出来た、という感じ。それによって、今までのもやもやが、MC:魚座25度「聖職の浄化」の通り、かなりすっきりしたり。皆さまはいかがだったでしょうか。

さて今月は、その気付きからの刷新、だと思います。すっきりした分、新しいものが入ってきたり、生まれてきたり。

始まり
ASC 水瓶座15度「フェンスの上で幸せそうに歌う2羽のラブバード
天王星 牡牛座18度「日の当たる窓から古いバッグを干している女性
 土星 水瓶座20度「大きな白い鳩がメッセージを伝えている

テーマ
太陽月 乙女座5度「霊的なエネルギーに気付いていく男
→水星 天秤座2度「第6種族の光が第7種族に変質される

結果
MC 射手座2度「白波に覆われた海
木星 牡羊座7度「二つの領域での同時の自己表現に成功した男

サビアンシンボルの度数
・順行:数え度数
・逆行:そのまま
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始まり
ASC 水瓶座15度「フェンスの上で幸せそうに歌う2羽のラブバード
天王星 牡牛座18度「日の当たる窓から古いバッグを干している女性
 土星 水瓶座20度「大きな白い鳩がメッセージを伝えている

ASCは、ひらかれた、ボーダレスでピースフルな姿勢。その状態で、内的(支配星:天王星)に解毒・浄化などクリアにすることで、外的(副支配星:土星)には新しい大きなメッセージを受け取る。そのメッセージは個人・今ここだけの枠に収まらない、普遍的であり、ずっと信頼できるもの。

また、断捨離・節約が楽しい時。新しい情報によって、身に付けるものがシンプルな方へ変化する。

テーマ
太陽月 乙女座5度「霊的なエネルギーに気付いていく男
→水星 天秤座2度「第6種族の光が第7種族に変質される

生成・顕在の過程を理解する。あるものに対する分析によって、その生成の過程を巻き戻すように理解し、その作り方を知る。この新月は7室にあるので、他者との関係の中でそれを知る、または関係性自体を築く、とも。関係性によって、水星の天秤座2度が示すように、将来の可能性が広がる。出会いを表すこの7室には金星もあり、この新月図で1番天体の多いハウス。さらに新月には火星がタイトに90度、冥王星の144度も。新しい人も含め色々な人と出会い、やり取り・議論するのにいい時。当初の予定とはどんどん様変わりしそうだけれど、知性的によく考えられた具体的なものになる。

新月サビアンは0→1の過程、火星のサビアンは破壊・解放を表し、一見真逆の動きに見える。けれど、どちらもパーソナルな気付きに端を発し、既存から離れていく動きであることは共通している。度数も若く、トライ&エラーで、手探りでの刷新。水星は木星海王星が180度、冥王星が120度で、饒舌で強い言葉・やり取り。「うるさい」と思ったら負け(笑)そこで終わり。このやり取りには新しい、より強いものが生まれるように思う。

結果
MC 射手座2度「白波に覆われた海
木星 牡羊座7度「二つの領域での同時の自己表現に成功した男

自然(普遍)/集団的な影響/反応との、ダイナミックな掛け合い。それによる変動・動揺が多いが、それを受け容れるなら、大きな力を得られる。そうした主体と他者、また自身の中の二元性の両極を行き来する。片方を知ることで、もう片方を理解する。どちらか一方に限定しないことが大切。火星は双子座であるし、動き回る方がいい。

出生図によっては、振り回されるように感じる人も。「言葉にする」大切さが光る時でもあるので、とにかく伝えること。口下手であることは大きな問題にはならない。何か新しいものを作り出そうとしているから、誰も「上手」にはなれない。言葉にしないことこそが良くない。

まとめ
イデアが豊富で、勢いもある。新しいことを具体的にしていくのにいい時。
いいところ:実行力がある・心がひらかれている・ダイレクトな反応が得られる・新しいことは概ね何でも吉