2018/11/22(木)- 23(金)
太陽が射手座入り、翌日に双子座の満月
未知・未体験・神秘的なことに興味が向く時。お金になるから、など実利的な目的でなく、勉強・読書や、何か新しいものを見に行くことが純粋に楽しい時期。
深遠・神秘的・幽玄なことなど、ふわふわした淡いことにはまりこんで、現実的なことは楽観的に放り投げることになるかも。笑
射手座の水星は逆行中で、海王星と90度なので、やや混乱しやすかったり、行き当たりばったりや二転三転になったり。射手座には太陽・木星・水星、魚座には火星・海王星があり、今の自分にとって未知のことがらによって揺れやすい。
未知に飛び込むつもりの人は、そんなふうにいつも通りにならなかったり、ある種巻き込まれてしまうことを、面白く感じるかも。その揺らぎを受け止め、やわらかく調整していく気持ちで過ごせると、得るものが大きそう。水星と冥王星は40度(ノナゴン)で、ゆらゆら揺れてできたひび割れのすきまに、新しい自分をくまなく再生させていく。
この海王星と太陽は102.84度(バイセプタイル)、他にも太陽には、金星36度(デシル)・土星36度とマイナーアスペクトもあり、まずは個人的・日常的な範囲でできることから働きかけていき、身体を温めていく。試運転で行きたい先が定まってきたら、木星0度・火星90度で、より大きな範囲へ出向くこともできるはず。牡羊座の天王星と150度でもあるので、揺れながら徐々に自分の核にあてはまるものと、つながっていく。
まずは身近な色々の方向に揺れることで、次第に揺れが中心に寄っていき、核心に気付く。好奇心の赴くまま散策するなど、今は揺れることそれ自体が楽しい。「まずは試し」と捉えて、その都度の着地や回収は考えず、むしろ今すぐに思いつく範囲に答えを求めない方がいいかも。じきにより大きな可能性に気付くことになるので。
この太陽射手座入りの翌日11/23(祝・金)14:40は、双子座の満月。蠍座から木星につづき太陽が抜けて、月も双子座に進むことで、固定宮の天体がなくなる。より不確定要素が多くなりそうだけれど、同時に凝り固まっていたことを、ゆるめる・ほどくにはいい時。自分には無理と頑なに思っていたことをふとはじめてみたり、素直な気持ちをその機微のまま伝えたてみたり。脱力し、せめて一旦でも許し手を離し、軽くなること。新しいものを見に行くために。
また視野が広がり、本質的で直観的な理解ができる時。「今ここ」ではない、遠くの思わぬ場所で、自分にとって「本当のこと」を映し出す鏡を見つけるかも。今まで接点のなかったものに、エッセンスの部分で共鳴し、滲んでなじみ、やわらかく染み渡るように氷解する。
未知の分野やずっと昔に書かれたもの、現代とはちがう価値観・言葉の選び方でつづられた本など読むと、普段より抵抗なく頭にすっと入ってきそう。今まで奥そこで何となく思っていたことが、鮮やかに語られている、そんなずっと探していた言葉に出会えるかも。
いい日々を!
太陽と金星のアスペクト ③/4 太陽・金星の位置(前/後どちらか)
今回は太陽・金星それぞれの位置について。例によって、全部当てはまるというより、人によりそのうちのいくつかがそうかも、という個人の見解です。分かりやすくするため、デフォルメ気味に書いています。
【サインの位置】
これらは太陽・金星が離れているほど、より表れやすい。太陽・金星が0度(コンジャクション)であったり、同じサイン内の場合はそれほど際立った特徴にはならない。なので、サインをまたいでいる場合に表れやすい。
■太陽より金星が前
←
例)太陽:牡羊座、金星:魚座
◆楽しみ/面白さ/新鮮味を
見出す/感じるもの
=金星期以降、体現するもの
*金星期:
15-25才ぐらい
・過去、古いもの
・未完
・未知
・荒々しい
・野性的
・その時代にとって
懐かしい/和む/
癒しをもたらす
・ルーツ/エッセンス
・年下、もしくは
精神的に瑞々しい人
・かわいらしいもの
◆雰囲気、他
・やわらかい
・内省的
・確信を持っていない
・より道が多い
・何度も振り返る
・人のことを待てる
・やや寛容になりやすい
・民主主義的
・(変な人に対して)
おちょくる/こわがる
・自分を曲げるが、
好かれなくてもいい
・例え、合っていることでも
言い淀む
■太陽より金星が後
→
例)太陽:牡羊座、金星:牡牛座
◆楽しみ/面白さ/新鮮味を
見出す/感じるもの:
=金星期以降、体現するもの
・未来、新しいもの
・洗練
・完成
・確固たる
・先進的
・その時代にとって過激/斬新
・センセーショナル
・年上、もしくは
精神的に成熟した人
・大人っぽいもの
◆雰囲気、他
・いかつい
・大胆
・外向的
・確信を持っている
・進む道が分かっている
・飛び込む/切り込むこと
/単独行動にためらわない
・やや狭量になりやすい
・エリート主義的
・(変な人に対して)
引く/真面目に怒る
・自分を曲げないが、
好かれようとする
・例え、間違っていることでも
押せる
---
【太陽・金星のサインが2つ以上離れている】
36度(デシル)以上で起こる。上に書いた例がより顕著。人生において、愛情にまつわることがあまり重要でないか、個人的な情緒・範囲だけに留まらない超越的な表現になる。極端にドライ・風通しがいい・さらっとしている・社会/世界に対する熱いまなざし、など。愛情・サービスがスケールが大きすぎて、道徳的・人道主義的な道を外れることも。愛情・やさしさと全く無関係か、逆にかなり広い範囲への大きな愛情を必要とする仕事・活動・行動が向く。
■36度 デシル
←
大滝詠一(獅子座5度・双子座28度)37°
■40度 ノナゴン
←
黒澤明(牡羊座2度・水瓶座21度)41°
→
尾崎翠(射手座29度・水瓶座9度)40°
柴田英嗣(蟹座22度・乙女座4度)42°
■45度 セミスクエア
←
Aretha Franklin(牡羊座5度・水瓶座21度)44°
冨樫義博(牡牛座7度・魚座21度)46°
元ちとせ(山羊座15度・蠍座29度)46°
→
水田信二(牡羊座26度・双子座11度)45°
June Christy(蠍座28度・山羊座15度)47°
Bob Cooper(射手座14度・水瓶座1度)48°
---
また長くなってしまったので、それぞれの相性についてはまた次回に。
太陽と金星のアスペクト ②/4 周りからの印象・適職・有名人の例
*太陽・金星 アスペクトの種類
まとめ
①のつづき。これらがなぜか?は、①をお読み下さい。
【周りからの印象】
■周りの人から愛されやすい、
気にかけてもらいやすい:
・0度
・30度
■やさしさが風通し良く、
さわやか
・0度圏外で同じサイン
■↑+感心するほど愛情表現が上手
・36度
■安定的で安心感がある
過度に踏み込まれにくい
弱い立場になりにくい
やさしさに疑問を抱かせない、
そのぐらい的確
・20度
・40度
(20度より厚みがある)
■普段は内に秘めて、
時々思い切ったことをいう
ベストの接し方がつかみにくい
・45度
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【適職】
+著名人の例
■0度
自分が目立てる・センスを生かせる/発揮できる仕事がいい。地味な作業のみだと、周りへの主張が強くなる。
←
Evgeni Plushenko(蠍座11・10度)1°
→
Leonardo DiCaplrio(蠍座19・20度)1°
Marie-Antoinette(蠍座11・12度)1°
松本人志(乙女座15・17度)2°
真島昌利(魚座1・7度)6°
植木等(山羊座3・11度)8°
Pamela Coleman Smith(水瓶座28°・魚座6°)8°
■0度圏外で同じサイン
■36度
どんな仕事でも、持ち前のやさしさ・バランスの良さがプラスになりそう。サービス・人気商売向き。キャラ・やさしさがそのまま売りになる。
・0度圏外で同じサイン
←
Lisa Hnnnigan(水瓶座24・11度)13°
細野晴臣(蟹座17度・1度)16°
→
Rickie Lee Jones(蠍座16・27度)11°
浅川マキ(水瓶座7・18度)11°
Antoine de Saint-Exupéry(蟹座8・21度)13°
Monica Vitti(蠍座11・25度)14°
-
・36
←
川西賢志郎(水瓶座9度・山羊座5度)34°
中尾勘二(蟹座30度・双子座23度)37°
大滝詠一(獅子座5度・双子座28度)37°
上沼恵美子(牡羊座23度・魚座16度)37°
→
Wendy Melvoin(水瓶座6度・魚座12度)36°
■20度・40度
愛嬌・態度が安定的で、見せ方を理解していて自立的なので、不特定多数の前で話す講師・演者・パフォーマー・リーダー向き(パフォーマーは火星の強さもあると尚いい)。
・20
←
Shakey Graves(双子座14度・牡牛座23度)21°
梶井基次郎(水瓶座28・10°)18°
友川カズキ(水瓶座27・4度)22°
→
Rudolf Steiner(魚座8度・水瓶座19度)19°
Q-tip(牡羊座20度・牡牛座9度)19°
Maria Callas(射手座11度・山羊座2度)21°
Charles Chaplin(牡羊座27度・牡牛座19度)21°
鈴木いづみ(蟹座18度・獅子座10度)22°
・40
←
甲本ヒロト(魚座26度・水瓶座16度)40°
柳家小さん(五代目)(山羊座11度・射手座1)40°
Daniel Waples(山羊座11度・射手座1°)40°
筒井道隆(牡羊座10度・魚座2度)38°
山崎弘也(山羊座24度・射手座16度)38°
黒澤明(牡羊座2度・水瓶座21度)41°
Lewis Carroll(水瓶座7度・射手座24度)42°
→
尾崎翠(射手座29度・水瓶座9度)40°
小籔千豊(乙女座19度・天秤座28度)39°
矢川澄子(獅子座3度・乙女座14度)41°
升田幸三(魚座30度・水瓶座19度)41°
松村潔(魚座22度・牡羊座30度)38°
兵動大樹(獅子座1度・乙女座13度)42°
柴田英嗣(蟹座22度・乙女座4度)42°
野溝七生子(山羊座12度・水瓶座24度)42°
■30度
一人一人と直接会うことで好かれるので、営業や営業的な部分のある仕事など。個人個人と向き合い、相談して進めていけるような仕事、共同作業向き。
←
Josef Sudek(魚座28度・水瓶座28度)30°
二階堂奥歯(牡牛座10度・牡羊座9度)29°
Fiona Apple(乙女座21度・獅子座20度)31°
鏡リュウジ(魚座12度・水瓶座14度)28°
→
Thom e Yorke(天秤座15度・蠍座14度)29°
荒川静香(山羊座8度・水瓶座9度)31°
■45度
自分のセンスを独自に突きつめられるので、修練の要る創作や、一定の期間を置いて成果物を提出するような仕事など。人との絡みがなくても割と平気なため、黙々とできる仕事も。
←
宮川大輔(乙女座24度・獅子座9度)45°
町田樹(魚座19度・水瓶座4度)45°
西田佐知子(山羊座18度・射手座4度)44°
Aretha Franklin(牡羊座5度・水瓶座21度)44°
徳川夢声(牡羊座24度・魚座8度)46°
冨樫義博(牡牛座7度・魚座21度)46°
山田康雄(乙女座18度・獅子座2度)46°
元ちとせ(山羊座15度・蠍座29度)46°
Evgenia Medvedeva(蠍座27度・天秤座10度)46°
Irina Slutskaya(水瓶座21度・山羊座5度)46°
Carolina Kostner(水瓶座20度・山羊座4度)46°
James Dean(水瓶座19度・山羊座2度)46°
鈴木茂(射手座28度・蠍座15度)43°
Edie Brickell(魚座20度・水瓶座7度)43°
夏目漱石(水瓶座21度・山羊座4度)47°
→
Alice(天秤座3度・蠍座18度)45°
秋山竜次(獅子座22°・天秤座7度)45°
水田信二(牡羊座26度・双子座11度)45°
Marlene Dietrich(山羊座6度・水瓶座21度)45°
笠置シヅ子(乙女座2度・天秤座16度)44°
Damien Rice(射手座16度・山羊座30度)44°
Andrei Tarkovsky(牡羊座13度・牡牛座29度)46°
June Christy(蠍座28度・山羊座15度)47°
Bob Cooper(射手座14度・水瓶座1度)48°
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次回は太陽・金星それぞれの位置について。太陽より金星が前/後どちらにあるか、サインをいくつまたいでいるか、です。
太陽と金星のアスペクト ①/4 はじめに・アスペクトの種類
太陽・金星の象意として、
【太陽】生き方
【金星】愛想、やさしさ、愛情表現
なので太陽と金星の関係性(配置)には、その人の愛嬌・サービス精神・やさしさ(に対する考え方など)・愛し方がどう出るか、が割とダイレクトに出るように思う。
金星の象意としては、
1. ぱっと見で分かりやすい、
親しくなくても分かる:
愛想、あまり親しくない人へのやさしさ、
(いわゆる)イメージ/印象
2. ぱっと見で分かりにくい、
親しくないと分からない:
趣味/感性、親しい人への愛情表現、
お金の使い方
などがあるが、今回は(有名人など親しくない人も含むので)1. に絞って、100名ぐらいチャート出して調べてみた。
1. アスペクト(*マイナー含む)
2. 位置
・金星が太陽より前か後か
・サインをまたぐかどうか、
またいくつまたいでいるか
によって区別。良かれと思い「分かりやすく」を目指したので、特徴をデフォルメ気味に書いている。全部当てはまるというより、人によりそのうちのいくつかがそう、という感じ。もちろん、個人の見解としてお読みください。
今回はまず、アスペクトの種類から。
■0度 コンジャクション
・このアスペクト持ちは、とても分かりやすい
・愛情深い
・男性:フェミニン、物腰がやわらかい、
中性/女性的、女装趣味、女好き
・女性:すごくやさしい、愛想を振りまく、
好かれないと不服、「聞いて聞いて」感
・割とどうでもいいことまで話したがる、
シェアしたがり
・あんまり親しくない人にも
色々と公表・宣言する
・初対面から馴れ馴れしい、
引かれるとすごく引き返す
・自分のキャラ・理想像(太陽)が
ハデめに出やすい、主張強い
・好かれたくて、極端なことをいう
■20度 セミノナゴン
(メジャーアスペクトである120度(トライン)の1/3がノナゴン、そのさらに1/2)
・愛想が安定的
・人に対して出す「愛想の配合」が
気分によってあまり変動しない、
気分が大きく変動することはあっても
・その意味で常にスマート、程よくクール
・生き方と愛情のバランス、という意味では
自立的ともいえるかもしれない
■30度 セミセクスタイル
(メジャーアスペクトである60度(セクスタイル)の1/2)
・愛想・やさしさがゆらゆらするが、
ゆらゆらしながら安定している
・思ったより急に優しいことを言ったり、
意外と冷たいことを言ったりする
これらを普段から行き来している
・30度なのでその行き来が極端でもない、
まああるかなという範囲内
・愛想の出し方に隙がある感じ、
隈なく意図されているという感じではなく
・愛想・やさしさがブレるので、人間味がある
・愛想の面でぐらぐらするので、
他人から見るとこちらの働きかけで
気持ちまで変化すると思われやすい
(可能性があると思われやすい)
結果的に気にかけてもらいやすい
ただし本心は月なので、
本心が揺れてるわけではないことも
・コンスタントな収入・
援助の意味もあるらしい
■36度 デシル
(マイナーアスペクトだが円を5で割った72度(クインタイル)の1/2)
・愛情表現・やさしさが、天才的なように思う
・ものすごく自然に場を和ませられる、
和ませられた方もそれと気付かないほど
・ものすごく自然に人を惹きつける、
惹きつけられた方もそれと気付かないほど
・川西賢志郎、上沼恵美子、大滝詠一、
Wendy Melvoinなど
・愛のある言葉・態度で、
感動を呼べる・胸を刺す
■40度 ノナゴン
(メジャーアスペクトである120度(トライン)の1/3)
・セミノナゴンに似て、
愛想・やさしさに隙がなく一定
・セミノナゴンよりも、もっと安定的で
幅/厚みがあり、もう少しやわらかくもできる
・小籔千豊、兵動大樹、
柴田英嗣、山崎弘也、
柳家小さん(五代目)
・愛嬌・やさしさが安定的で、
それをパッケージング・商品化できる、
という意味では演者・接客業向き
■45度 セミスクエア
(メジャーアスペクトである90度の1/2)
・太陽と金星が1番遠いアスペクト
(太陽・金星は48度以上離れないため)
1番遠いが、アスペクトをとっている
=大切な時だけ愛情を表現するので、
それまでずっと黙っているか
ずっとふざけていることも
・愛情を奥に秘めている
・愛情表現を溜めて爆発させるので、
インパクトがある
・小出しにできないため、
軽いことがいえない
・愛情表現が独特、
そうとっていいのか分からないことも多々
・愛情表現が屈折、
ただ愛情自体が屈折しているとは限らない
・必ずしも冷たいわけではないが、
常に愛想を出すわけではない
・本人の好き嫌いが分かりにくい
・金星にまつわることを自分には
「贅沢品」と思っているフシがあり
好きなものほど後回しに
・好かれなくてもいいみたいで、
極端なことをいう
・殺伐としやすい
■アスペクトなし
・そこまで「愛」「やさしさ」が
人生のテーマではない、意識的ではない
(サインや他の天体にもよる)
・ただし、同じサインにある場合は、
それ以外よりは影響がある
程よく・風通しよく、やさしい
---
次回はこれらのまとめと、適職・著名人の例を書きます。
Wendy Melvoin Horoscope ③/3
さて、ようやくチャート読み。月の位置は正午で。
才能豊かで、同性愛者で、同性からも異性からも好かれる彼女。まず特徴的なのが女性天体である月・金星がとても強いこと。月はドミサイル(本来の座)の蟹座、金星はイグザルテーション(高揚の座)の魚座であり、どちらもアスペクトが多い。その中で水星・天王星のメジャーアスペクトが共通している。天王星管轄である水瓶座には太陽・火星・土星。そして昼~20時までの生まれだとしたら、月・金星どうしもタイトめにトライン。
いきなり余談だが、洋楽のアイドル・メジャー系の女性歌手は、月がそのままキャラクター/パブリックイメージになっていることが多いように思う。個性をのびのび尊重される国だからか、子供の頃に親や周囲にノセられたそのままのキャラで大人になれるからか、はたまたアメリカが月の管轄である蟹座生まれだからか。太陽よりも月のイメージそのままの人が多い。自意識からくるコントロールでなく、素でパフォーマンスできる、無意識的である月を公にさらけ出せるほど、開けっぴろげなのか、もしく肝が座っているのかもしれない。
アイドル寄りでないアーティストだと、月はそれより弱めのように思う。生き様の太陽や感性の金星、知性や伝達の水星が出ているように思うが、どうだろう。もちろん誰しも、どれか1つの天体だけで表現や仕事をするわけではないのだけど。
話を戻す。女性天体(月・金星)は「受容性」を表すので、これらにアスペクトが多いということは、色んなタイプを受け入れられるということ。共感・愛嬌・センスの面で引き出しが多く、いろんな人に対応でき、表現力が豊かになる。それに合わせて月・金星が120度だとしたら、よりさらに情緒的に、または特に女性に安心感を与えられる。
蟹座の月は愛嬌や情感の豊かさを表し、蟹座に個人天体のある人はえてして周りから好かれやすいが、さらにこの月はドラゴンヘッドと0度で、飾らずそこにいるだけで愛されるような人。
金星は魚座にあり、感性に柔和さと鋭敏さ併せ持つ。土星以遠の3つともにメジャーアスペクトがあり(天王星・冥王星180度、海王星120度)、個人天体にもメジャーアスペクトがある(月120度、水星60度)。さすがアーティストの金星(感性)といえるほどスケールが大きい。アスペクトはメジャーであれば、外にも分かるように表れやすいので、周囲にも影響を与えるし、生き方の舵取りにダイレクトに反映する。
これらの女性天体には、水星と天王星のアスペクトが共通していて、これらもメジャーアスペクト。水星(言語化)のアスペクトは、自分の中で受け止めたままを自分の感性・感覚で、素直に伝えることができる。月は個人的な感情/感覚、金星は誰かといる時の感情/感覚なので、これらに天王星(自立的)がアスペクトしているということは、自立した感情/感覚を持つということ。あのPrince「Kiss」のビデオでの、共演者に染まらないながらも、自然で豊かな表情はまさに、という感じ。全体的にまさに周りから愛される・慕われる人の図だなと思う。