Astro Japonica

楽しい 占星術ノート

太陽と金星のアスペクト ①/4 はじめに・アスペクトの種類

太陽・金星の象意として、
【太陽】生き方
【金星】愛想、やさしさ、愛情表現

なので太陽と金星の関係性(配置)には、その人の愛嬌・サービス精神・やさしさ(に対する考え方など)・愛し方がどう出るか、が割とダイレクトに出るように思う。

金星の象意としては、

1. ぱっと見で分かりやすい、
 親しくなくても分かる:

愛想、あまり親しくない人へのやさしさ、
(いわゆる)イメージ/印象

2. ぱっと見で分かりにくい、
 親しくないと分からない:

趣味/感性、親しい人への愛情表現、
お金の使い方

などがあるが、今回は(有名人など親しくない人も含むので)1. に絞って、100名ぐらいチャート出して調べてみた。

1. アスペクト(*マイナー含む)
2. 位置
  ・金星が太陽より前か後か
  ・サインをまたぐかどうか、
        またいくつまたいでいるか

によって区別。良かれと思い「分かりやすく」を目指したので、特徴をデフォルメ気味に書いている。全部当てはまるというより、人によりそのうちのいくつかがそう、という感じ。もちろん、個人の見解としてお読みください。

今回はまず、アスペクトの種類から。

■0度 コンジャクション

・このアスペクト持ちは、とても分かりやすい
・愛情深い
・男性:フェミニン、物腰がやわらかい、
    中性/女性的、女装趣味、女好き
・女性:すごくやさしい、愛想を振りまく、
   好かれないと不服、「聞いて聞いて」感
・割とどうでもいいことまで話したがる、
 シェアしたがり
・あんまり親しくない人にも
 色々と公表・宣言する
・初対面から馴れ馴れしい、
 引かれるとすごく引き返す
・自分のキャラ・理想像(太陽)が
 ハデめに出やすい、主張強い
・好かれたくて、極端なことをいう

■20度 セミノナゴン
(メジャーアスペクトである120度(トライン)の1/3がノナゴン、そのさらに1/2)

・愛想が安定的
・人に対して出す「愛想の配合」が
 気分によってあまり変動しない、
 気分が大きく変動することはあっても
・その意味で常にスマート、程よくクール
・生き方と愛情のバランス、という意味では
 自立的ともいえるかもしれない

■30度 セミセクスタイル
(メジャーアスペクトである60度(セクスタイル)の1/2)

・愛想・やさしさがゆらゆらするが、
 ゆらゆらしながら安定している
・思ったより急に優しいことを言ったり、
 意外と冷たいことを言ったりする
 これらを普段から行き来している
・30度なのでその行き来が極端でもない、
 まああるかなという範囲内
・愛想の出し方に隙がある感じ、
 隈なく意図されているという感じではなく
・愛想・やさしさがブレるので、人間味がある
・愛想の面でぐらぐらするので、
 他人から見るとこちらの働きかけで
 気持ちまで変化すると思われやすい
 (可能性があると思われやすい)
 結果的に気にかけてもらいやすい
 ただし本心は月なので、
 本心が揺れてるわけではないことも
・コンスタントな収入・
 援助の意味もあるらしい

■36度 デシル
(マイナーアスペクトだが円を5で割った72度(クインタイル)の1/2)

・愛情表現・やさしさが、天才的なように思う
・ものすごく自然に場を和ませられる、
 和ませられた方もそれと気付かないほど
・ものすごく自然に人を惹きつける、
 惹きつけられた方もそれと気付かないほど
川西賢志郎上沼恵美子大滝詠一
 Wendy Melvoinなど
・愛のある言葉・態度で、
 感動を呼べる・胸を刺す

■40度 ノナゴン
(メジャーアスペクトである120度(トライン)の1/3)

セミノナゴンに似て、
 愛想・やさしさに隙がなく一定
セミノナゴンよりも、もっと安定的で
 幅/厚みがあり、もう少しやわらかくもできる
小籔千豊兵動大樹
 柴田英嗣山崎弘也
 柳家小さん(五代目)
・愛嬌・やさしさが安定的で、
 それをパッケージング・商品化できる、
 という意味では演者・接客業向き

■45度 セミスクエア
(メジャーアスペクトである90度の1/2)

・太陽と金星が1番遠いアスペクト
(太陽・金星は48度以上離れないため)
 1番遠いが、アスペクトをとっている
 =大切な時だけ愛情を表現するので、
  それまでずっと黙っているか
  ずっとふざけていることも
・愛情を奥に秘めている
・愛情表現を溜めて爆発させるので、
 インパクトがある
・小出しにできないため、
 軽いことがいえない
・愛情表現が独特、
 そうとっていいのか分からないことも多々
・愛情表現が屈折、
 ただ愛情自体が屈折しているとは限らない
・必ずしも冷たいわけではないが、
 常に愛想を出すわけではない
・本人の好き嫌いが分かりにくい
・金星にまつわることを自分には
 「贅沢品」と思っているフシがあり
 好きなものほど後回しに
・好かれなくてもいいみたいで、
 極端なことをいう
・殺伐としやすい

アスペクトなし

・そこまで「愛」「やさしさ」が
 人生のテーマではない、意識的ではない
 (サインや他の天体にもよる)
・ただし、同じサインにある場合は、
 それ以外よりは影響がある
 程よく・風通しよく、やさしい

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次回はこれらのまとめと、適職・著名人の例を書きます。