Astro Japonica

楽しい 占星術ノート

個人天体 / 海王星・冥王星 - 120度・180度の違い 3/6【はじめに】

最近よく聴いているミュージシャンがいて、彼は水星がタイトに海王星180度・冥王星120度である(全て同じ7度)。

私はそれらを取り替えた形で、海王星120度・冥王星180度。オーブ3度内なので、まあタイトめ。ちなみに私は太陽/水星0度。カジミではないタイトなコンバスト。土星/冥王星もゆるく0度。

ともに個人天体(上記では水星もしくは太陽)に海王星冥王星が120度もしくは180度なのだけれど、どちらも極端だったりスケールが大きいと言われる角度ながらも、海王星120度・冥王星180度と、海王星180度・冥王星120度では、やはり似て非なるものと以前から何となく思っていた。私自身はあまりこれらの角度を上手く使えていないような気がする。それもあって、これらの角度について検証してみたいと思い、他の人たちのデータを書き出してみた。今までこれらの角度を取っている人を結構見た気がしたが、改めて見るとこれとぴったり同じパターンの人は思ったよりは少なかった。この後に【リスト】として投稿した。個人天体を太陽水星に限れば17人、その他も合わせると+10人ぐらい。

書き出したのは、まず水星もしくは太陽に海王星冥王星が120度もしくは180度の角度をとっているもの、そのあと他の個人天体のそれ、そして個人天体に海王星冥王星の他の角度も合わせて書き出した。

前提として、ホロスコープというのは全体を眺めないといけないが、一つのサンプルとして、このポイントだけでも、分かってくることがあったように思う。だいたい100人ちょいの、私が興味のある人たちのデータだけなので、偏りはあると思うが、それでも何となくの傾向が見えてくるのが面白い。

途中、天王星も書き出せば良かったかな、とも思ったが、ひとまず全体に追加はしないで置き、特徴的な人は補足として書き出した。思うに、天王星は改革・発見・離反/離脱を意味し、どちらかというとそれら書き換えの「瞬間」が強調され、つまり何かを続ける・成熟させることとは、意味が外れるように思う。例えばカラーとして「無駄を嫌う」などというのはあるが、120度の「何が自然に流れているか」・180度の「何へ向かっているか」、それらがどう成熟するかにまずは興味があったので、今回はひとまず置いておいた。

まず角度について、思うことを書いておく。
・120度 動く時に共に在るもの、普段の自然な無理のない行動の仕方、
     ぴったりとした太いつながりの補助、
     自分自身で疑うことのないのびのびとした動き
・180度 向かう先、直線上に見えていて遠くにあるものとの緊張関係、
反発するか惹きつけて駆り立てるもの

ちなみに他の角度
・0度 止まっていてもすでに在るもの、衝動
    天体が真隣に共存/共生して、いくらか溶け合って
    ダンゴ(セット)になっている。
    天体2つがカラーが同じため、意味の純度が高められる
・60度 協調的かつ他の元素との角度のため、工夫や風通しの良さ、
    または対外的な場面での交渉力の高さ
・150度 直線上(対角線)から逸れた、とっかかりを持ちにくい遠いもの、
     測りがたいものを結びつける努力が必要とされる
・72度 他から受け身の影響を受けない創造性・自主性、その拡張・押し