8室は「関係」の部屋。7室が「出会い」なので、初対面の印象は7室。そこから付き合いが始まると、8室に進む。
つまり8室から「この人と付き合う/関係性がつづくと、どういう接し方をしてくるか」が見えてくる。
・接し方/向き合い方
・この人との間で「もらう/あげる」もの
・この人が思う「親密な人/関係」のイメージ
出生時刻・出生地が分かれば、プレシーダスなどのハウスシステムでの8番目のサイン(星座)がそれ。それらが不明な場合、ソーラーサイン・システムから見た8番目でも、上の傾向はあるだろう。もしくは太陽よりも月の性格の方が自分に近いと思う人は、月から8番目。
恋愛では金星・火星を使うので、これらの天体から数えて8番目を見ると、こと恋愛での関係がどのようになりやすいか見えてくると思う。女性は金星を起点に8番目、男性は火星から8番目。また女性でも積極的な人は火星から、男性でも消極的な人は金星から数える。
以上をまとめて、箇条書きにすると、
■全般的な「関係性」
出生時刻・場所が判明
・ハウスシステム:プレシーダス
ASCから数えて、8番目のサイン
→環境・境遇・事象/実質的な「関係性」
太陽星座が判明
・ハウスシステム:ソーラーサイン
太陽星座から数えて、8番目のサイン
→内面的・理想的・主体的な時の「関係性」
・月星座が自分の性格に近い場合、
月から数えて、8番目のサイン
→受け身・やや流されやすい時の「関係性」
■こと恋愛における「関係性」
・女性、または消極的な男性
金星から数えて、8番目のサイン
→「愛してくれる・捕獲してくれる」相手
・男性、または積極的な女性
火星から数えて、8番目のサイン
→「愛する・捕獲される」相手
この「8番目」の部屋に重い天体が固まっていると、人との関係性はヘヴィなものになりやすいかもしれない。それでも人を理解したいと思うなら、むしろ若いうちに限界まで「人に合わせる/振り回される」体験をして学習していた方がいいかも。その「8番目」の相手に対応し切れる/得るものがあるかどうかは、起点となるサイン・天体の強さにもよる。
【起点】
太陽・ASC・
(月)・金火 → 【8番目】
1.牡羊座 → 蠍座
2.牡牛座 → 射手座
3.双子座 → 山羊座
4.蟹座 → 水瓶座
5.獅子座 → 魚座
6.乙女座 → 牡羊座
7.天秤座 → 牡牛座
8.蠍座 → 双子座
9.射手座 → 蟹座
10.山羊座 → 獅子座
11.水瓶座 → 乙女座
12.魚座 → 天秤座
四元素でいうと、
火 → 水
土 → 火
風 → 土
水 → 火
となり、
火(1.5.9.) → 水
身内に対して愛情深い。元々本人が元気なので、出来るだけのことをしようとする。ノリを妨げられるのを嫌い、また何が来ても概ね対応できるので、相手の意思を聞き、それに合わせる。但しそのように身内に対して一生懸命な分、極端に傷つきやすく悲観的。結果的にアップダウンが激しくなりがち。
土(2.6.10.) → 火
身内といる時に、ようやく自分を解放できる。信頼している人と居てこそ、ドラマチックなことが起こりやすい。思うところをストレートに伝えるので、怒っているように見えて、それだけ信頼していることも。本当に怒っている時は、もう一段その上がある。身近なものを観察・集中・継続することによって、誰も気付かなった新しい発見をする。
風(3.7.11.) → 土
風は元々1つのことに過度に入れ込むことを避ける。身内からは淡白に感じられたり、身内としての特別感がなかったりするが、その分関係性が長く続きやすい。何年も経ってからふいに連絡が来るなど。本人としては理性的であろうとし、人を振り回さないようにしている。数多の情報から選び抜いた確かなもの・良質のものを人に与える。
水(4.8.12.) → 風
本人の「情」の結び付きを起点に、そこからネットワークが広がりやすい。誰にでも共感できるので、結果的に色んなつながりが増える。身内と見なすと、とにかく喋る。掛け合いや議論というより、独壇場になりやすい。話しやすい雰囲気を作るので、結果的に相手の意図・知恵を引き出すことにもつながる。意外と突き放したり、そっけなかったりすることも。
この時点で長い。ので以降の記事に、1つ1つのサインごとに、起点のサインと、→後に8番目のサインを並べて書いてみます。