《金星:蟹座》
Cameron Diaz
金星:蟹座22度
→月:牡牛座23度
ASC:蟹座23度
→月:牡牛座23度
1室:金星
金星とそのディスポジタの月は円熟の度数。声質は大人の女性ながら、蟹座と牡牛座の組み合わせで、飾り気がなく情感豊か。蟹座が効いてる人は、屈託なく大きな声を出したり笑ったり。もしくは人見知り・警戒が強くなるかどちらか。この辺りはディスポジタの月・ASC・度数による。彼女は月と金星のミューチュアルで、どちらも本来の座と高揚の座で状態がいい。ので、声質と個人的な情緒と無理がなくどっしりしている。ASCに金星、太陽に火星が0度で、この辺りもストレートに自分を表現するイメージ。
金星:蟹座6度
→月:双子座20度
ASC・1室:時刻なしのため不明
金星は蟹座の初期度数辺りで、可憐でかわいらしい声質。ディスポジタの月は双子座で、気まぐれで神経質そうな感じも。蟹座の感受性の豊かさと双子座の言葉に対する感覚が、歌の繊細な表現に結実しているようにも。月は冥王星と、金星は天王星と90度で、獅子座の太陽はノーアス。緊張感があって媚びない雰囲気が印象的。
Carl Jung
金星:蟹座18度
→月:牡牛座16度
ASC:水瓶座2度
→天王星:獅子座15度
1室:土星
心理学といえばの巨匠ながら、喋っているところを見ると何だかかわいらしい(失礼)。金星が牡牛座や蟹座など、かわいらしい場所にある男性は、年齢を経ると好々爺的な雰囲気に。金星は水星と重なっていて、月とミューチュアルで、取り繕っていない優しく語りかけるような声。1室には土星があるが、土星も年齢を重ねると優しさに変容していく。聞いていると、確かにこれは相手が自然と心を開きそうな声だなと思う。
Ernest Hemingway
金星:蟹座14度
→月:山羊座10度
ASC:乙女座8度
→水星:獅子座26度
1室:火星
いわゆる「ハードボイルドな文体」を完成させたといわれ、無骨・武闘派?的なイメージあるけれど、この方も・・・(動画を見て下さい)。ASCは乙女座(といえばお人形さん)にあり、子どもの時は母親に無理矢理女装させられていたそうで、さぞかわいかったのだろう。金星のメジャーアスペクトは月との180度のみ。文体を表す水星は獅子座26度で、脂の乗り切った度数にあり、木星・土星・天王星・海王星とコンタクトしていて、獅子座の男らしい華が言葉の中で洗練されやすい。
蟹座金星、面白い人が多くてつい長くなってしまいました・・・谷崎潤一郎も金星蟹座で、にゃーにゃ―声です。興味ある方はご覧下さい。
《金星:獅子座》
Sylvester Stallone
金星:獅子座23度
→太陽:蟹座15度
ASC:射手座29度
→木星:天秤座19度
1室:なし
ケヴィン・バーグ『占星術完全ガイド』にもサンプルとして出てくるスタローン。蟹座・獅子座に5つ天体があり、海王星・木星・月と天秤座にあり、よくモノマネされることも含めて、なんだかんだ人気者。金星・水星は獅子座、ASC射手座で、どちらも火の星座。堂々としていて、いわゆる男らしいバリトンの声。太陽は実は蟹座にある。
太陽獅子座で、獅子座ステリウムのアンディ・ウォホール、ロバート・デ・ニーロ、スタンリー・キューブリックなどは太陽の表す自意識が強すぎるのか、インタビュー嫌いだったり、シャイだったり、極端に警戒が強く硬い口調だったりと、インタビューの場ではあまりのびのびとした男らしさは感じない。よく言われるように、金星は太陽のサインと離れた方がいい、というよりも、色々な人を見ていると、太陽のあるステリウムのサインから離れた方が、日常ではその性質がストレートに出やすいのではないかと思う。スタローンの金星は、月・木星・天王星と60度、海王星45度で、とても開放的。とはいえ、上に挙げた三人はその強い自意識のゆえか、とんでもない完成度の作品を作って、歴史を変えてしまったのだけれど。
John Stamos
金星:獅子座24度
→太陽:獅子座27度
ASC:魚座17度
→木星:牡羊座
1室:なし
海外ドラマ『フルハウス』のジェシーおいたん。獅子座には太陽・金星だけがあり、これらは0度。喋っているところを見ると、もうザ・陽キャ。太陽と金星0度の人は、自分のことを聞かれなくても大っぴらにするので、普段からそのサインらしい振る舞い。度数も24度なので、明るさが強い。ASC魚座とルーラー牡羊座で、柔軟・活動なので、動きも多い。モデル・歌手のDua Lipaも太陽・金星0度だけがあり、いかにも獅子座の女性という感じ。太陽・金星0度の人は、ぱっと見からその星座らしいのだ。