《金星：乙女座》
John Lennon
金星：乙女座4度
→水星：蠍座23度
ASC：牡羊座20度
→火星：天秤座3度
1室：土星・木星・天王星
↑のリンク先、astro.comによると出生時刻には他にも説があるよう。とりあえずこれで見てみる。映像は24才ぐらいで、時代もあるのかもしれないが、とても自然で落ち着いている。また土の星座の金星らしく、発音がきれい。乙女座の金星はルーラーの水星と60度、土星と120度、天王星90度で、潔癖ともいえるような組み合わせで、改めて見ると上品さと清潔感がすごい。同じく田舎の労働者階級出身で、ビートルズの大ファンで有名でもあるオアシス兄弟らの口汚い感じと比べると、かなりの品の差が。ジョン・レノンの場合は、育ての親が中流階級出身だったようだけれど。この品の良さを見てると、俳句が好きというのも、本心だろうなと思う。
Brigitte Bardot
金星：乙女座22度
→水星：天秤座28度
ASC：射手座16度
→木星：天秤座28度
1室：なし
乙女座の金星なのだけれど、月と90度で舌足らずな感じ。金星と水星のミューチュアル、また海王星とゆるく0度、冥王星と60度で、ふわふわして崩れそうで崩れない、どこかこの世的でないリズム感。それに目を付けたゲンズブールのプロデュースによる楽曲は、常識的な「上手さ」を大きくはみ出す歌だった。金星とASCのルーラーは天秤座の終わりにあり、終わり近くの度数は複雑なカラーになり、いわゆる流れるような美声ではなく、ぎこちなさや複雑さが却って印象に残る声になる。感情的でない淡々とした感じは地の金星だけれど、その上で不思議なニュアンスを保った声。
金星：乙女座25度
→水星：乙女20度
ASC・1室：時刻なしのため不明
金星は乙女座の円熟の度数、ルーラーの水星も乙女座にあり、話し方（話の組み立て方）も声質も、どちらもとても聞きやすい。金星は水星・土星とトリプルコンジャンクション、ライツのルーラーはどちらも金星で、金星は転落の座の位置ではあるが、かなり強いといえる。金星は土星の0度と、月との120度もあり、整然さと愛嬌とどちらもある。土の金星は、ある国の言語を外国人が覚える時にいい教材になりそうな発音の良さがある。ただ、太陽天秤座・金星乙女座の組み合わせは、やや話すスピードは速め。個人的に（特に海外の）政治的な考えはちがうけれど、こういう説明の上手な先生と出会ってみたかったなと思う。
《金星：天秤座》
小籔千豊
金星：天秤座28度
→本来の座なので同じ
ASC・1室：時刻なしのため不明
190cm近い身長で一見いかつく、昔は特に説教するイメージだったけど、本当に感情的になることはなく、淡々としていて、むしろその説教のトーンが心地良かったりする。金星は本来の座の天秤座にあり、天王星と0度。かなり客観的で突き放した感じもありつつ、バランスが良いサインなので冷たくもなり過ぎない。月はおそらく魚座ではなく水瓶座かと思うので、この図では正午ではなく朝に設定しているが、それだと金星と月は120度。無理していない、自然な感じ。女性に優しいのもポーズではなく、個人的な感覚から来るもので素なのだと思う。水星・金星ともに本来の座にあり、乙女座・天秤座の組み合わせなので、個人的な感情にこだわること嫌い、見せ方を考えるセンスがあり、話が本当に上手。すべらない話には名作が多いけど、個人的にはオーベルジーヌが好き。ミニマリズム的に展開し、徐々に盛り上がるラヴェル『ボレロ』のような構成。
↑この話に出てくる土肥ポン太と、ラジオで共演した時、ゲストに精神科医の名越康文が出た回も面白い。
金ちゃん（鬼越トマホーク）
金星：天秤座26度
→本来の座なので同じ
ASC・1室：時刻なしのため不明
相方ともに全身黒づくめの反社的風貌ながら、声だけ聞くと風星座らしくさらさらしていて爽やか。月・水星は火なので、そこに熱い感じも加わる。相方の良ちゃんは射手座30度で、いわゆる誰もが心地いいと感じる声ではないが、複雑な声で印象的。最初にも書いたように、終わり度数の金星は、ひっかかりながら話す声やダミ声など、複雑な声質で印象に残る人が多い。牡牛座30度に川端康成・ダイアン津田がいる。ダイアン津田の方は、焦りのある声ながらも、牡牛座に月・木星・水星もあり、まあよく通る美声と言えなくもない。また金星と土星のコンタクトも若くで声が枯れていて、さらば青春の光・森田の金星は天秤座で土星・木星と0度。
金星：天秤座24度
→本来の座なので同じ
ASC・1室：時刻なしのため不明
金星は円熟の土星にあり、水星と60度。東京小石川生まれだそうだが、この話し方の上品さたるや。インタビュアーの相手より、整然とした声。月と金星の90度の象意の1つに、無意識にかなり人をもてなしてしまい、結果的にサービス精神が高くなるところがあるが、声質にもそういう愛想の良さがある。太陽は射手座で、金星と45度、木星・天王星と90度、土星120度、海王星150度があり、下のインタビューにもあるように、この時代にアメリカ・フランスに滞在し、作家になるまでも色々な職や経験があった。語り口は上品ながら、人生は射手座らしくまさしく冒険家といった感じ。
