Astro Japonica

楽しい 占星術ノート

アンタッチャブル②/4【水星のアスペクト 1/2】

前回:

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水星

=知性・言語・コミュニケーション能力・伝えるということ
 その人がどういう言葉を選ぶか・どういう言葉の使い方をするか

水星の比較
※月の位置は正午で出している

ザキヤマ 水星 水瓶座10度

アスペクト:天体の位置

120度:双子座15度
火星120度:双子座16度
天王星90度:蠍座7度
冥王星120度:天秤座11度

■柴田 水星 蟹座4度

90度:天秤座6度
金星60度:乙女座4度
火星60度(ゆるめだが):牡牛座10度
木星72度:牡羊座24度
天王星120度:天秤座29度
冥王星90度:天秤座7度

二人とも水星に、月・火星・天王星冥王星アスペクトありと、4つも共通している。ザキヤマアスペクトのある天体は、全て柴田も持っていることになる。相性を見る場合、アスペクトの種類はちがっても共通した天体とのアスペクトがあると、お互い理解しやすい。

天体:内的な色々のエネルギー(各場面/状況で受け持つ担当のようなもの)
アスペクトあり:上記が連携(相互に影響)している
(↑天体と天体がある定められた角度をとっている、120度・90度などの種類がある)
アスペクトの「種類」:「どのように」連携(相互に影響)しているか

同じ天体のアスペクトがあるということは、同じエネルギーの組み合わせで連携している、ということ。

月は個人的なその人の素・土台・拠り所・心地良いもの・安心できるものを表すので(月についてはこちらの記事にも)、月に対するアスペクトは、その人の安定がどのように保たれるかを表す。アスペクトをとる天体があれば、それに反応することで安定する。つまりアスペクトをとる天体に対して、素の反応をしやすい。水星は思考・言語化のエネルギー、つまり結果的に「言葉」となるので、月と水星のアスペクトは、言葉に対して反応する。「どう」反応するかは、アスペクトの種類による。いずれにしても、人の言葉に対して応えようし、言葉を自分の素のやわらかな部分に落とし込む。無視や適当に流すことができない・しづらいので、逆に無視・スルーしている時は確信をもってかなり意図的にそうしているともいえるので、それ自体が「伝えたいこと」になる。(雰囲気読めよ、的な笑)

月と水星とのソフトアスペクト(120度、60度など)は月の安定を水星が協調的に助けるので、話してて楽しそうな、または穏やかな話し方の人が多い(もちろん他の天体のアスペクト・サインにもよる)。割と本心や気持ちのままを伝えるタイプ。ハード(180度、90度など)の場合、水星(言葉)は月(安定)とは相容れない位置にあり揺さぶりをかけるので、その安定を取り戻すため喧嘩腰であったり否定的な話し方だったり思っていることとは違うことを言ったり。言葉とは気持ちと裏腹であること、もしくは言葉とは素をそのまま伝えるものではなく、気持ちを隠して保護するもの、と捉えている感じ。月と火星(行動)のアスペクトでもこれらの傾向は見られる。いずれにしても、月と水星とのアスペクトがあると、言葉によって気持ちが変化しやすい。月とはその人の素の部分であるので、それと水星が連携しているということは、言葉に素の反応がダイレクトに出やすいともいえる。

ザキヤマの水星は月と120度。どちらも風星座で、風星座は話しやすく、ちがう意見もいえるような、フラットな対話の場を作ることに長けている。爽やかなやさしさがあるけど、ウェットさはない。好奇心旺盛で気まぐれな双子座の月が拾ったものを、構造的に引きで見る水瓶座の水星によって話している感じ。そして水瓶座は固定宮なので時折とてもしつこい笑 
ラジオやフリートークなどを聞いていると、この感じはとても良く出ていると思う。

柴田の水星は蟹座にあり、支配星は月である。なので、90度ではあるが月は水星の邪魔をしない。天秤座の社交性やバランスの良さと蟹座の愛嬌が、通常の90度のようにスイッチの切り替わりのように分断されることなく、これらは連動しやすいと思う。


アンタッチャブルのシカゴマンゴ2009年04月09日_1 フリートークSP_1

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