Astro Japonica

楽しい 占星術ノート

天体の時間的作用 ①/6 パーソナルスペース

結論からいうと相性の読み方について。「天体の時間的作用」(造語です、なんかすみません)から距離を詰めていく・相手の距離感を理解していく、という話。

まず天体は、2つの時間的作用があると考えます。

■時間的作用 その1:

パーソナルスペース

パーソナルスペースの分類は、天体の公転周期と似ている。以下 wikipediaより。

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類型 概要 近接相 遠方相
密接距離[1] ごく親しい人に許される空間。 0 - 15 cm
抱きしめられる距離。
15 - 45 cm
頭や腰、脚が簡単に触れ合うことはないが、手で相手に触れるくらいの距離。
個体距離[2] 相手の表情が読み取れる空間。 45 - 75 cm
相手を捕まえられる距離。
75 - 120 cm
両方が手を伸ばせば指先が触れあうことができる距離。
社会距離[3] 相手に手は届きづらいが、容易に会話ができる空間。 1.2 - 2 m
知らない人同士が会話をしたり、商談をする場合に用いられる距離。
2 - 3.5 m
公式な商談で用いられる距離。
公共距離[4] 複数の相手が見渡せる空間。 3.5 - 7 m
2者の関係が個人的なものではなく、講演者と聴衆と言うような場合の距離。
7 m 以上
一般人が社会的な要職にある人物と面会するような場合におかれる距離。

これらは天体の、公転周期の早い順に置き換えられる;

密接距離 - intimate distance:
     家族・恋人・親友
     - 親密・浸食・慣れっこ

個体距離 - personal distance:金星
     片思い・意識している人・類友
                 - 楽しい/キラキラ・
                   ふわふわした距離感

社会距離 - social distance:火星・木星
     知り合い・同僚・取引先
     - 気を遣う/ギラギラ・
                     ひやひやする距離感

公共距離 - public distance:土星以遠
     アイドル・有名人・著名人
     - 神格化・イコン・
                    とっても遠い

・水星:どの階層にも行き来できる
・太陽:総合的な生き方
なので、これらはここでは置いておく。

→ つまり、誰かと距離を詰めたいのであれば、公転周期の遅い域から早い域へコマを進めることを考える。

また人によってこれら距離感の域が、微妙に揺らぐ。その微妙に揺らぐ境界と、そこに立つものこそ「距離を詰める」ことにあたって、いい働きをする重要な天体であり、飛び越えやすい域ともいえる。自分自身の捉え方が曖昧ということは、その境界をくぐり抜けやすいということ。

ただし、そもそもの大前提として「大方の人は、赤の他人からパーソナルスペースを侵されることを嫌がる」ことを頭に入れておいて下さい・・・本来の「パーソナルスペース」とはそういう意味です。良い距離感と良い観察力が世界平和につながります。