Astro Japonica

楽しい 占星術ノート

2018 夏至図

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夏至の太陽蟹座1度は「船に掲示される巻かれ広げられる旗」。自分からすすんで所属するコミュニティの中の平均的な一員になろうとし、その集団の顔となる度数。夏至の太陽と土星は180度。太陽はDECと重なり、土星はASCと重なっている。

ASC山羊座3度「成長と理解に対して受容的な人間の魂」。目に見える“成果”を達成しようとし、周りの“成果”の途中経過にも理解を示す。支配星の土星は、1室山羊座7度「力のあるベールに隠された預言者」。コミュニティの集団無意識に触れ、その未来の行く末を察知してしまい警鐘を鳴らす。

ASC土星と太陽DECの180度、集団に芯から溶け込みつつ、その場のことを思ってこそ違和感を表明していく。「私」と「誰か」とのコミュニケーションを通して、お互いの所属している場が刷新されていく。

この太陽土星と調停の位置に4室天王星、牡牛座2度「電気的な嵐」。強い独自の素質がきっかけとなり衝動的な行動をし、それに対する周囲からの強い反応がある。このサビアンシンボルの意味は、「牡牛座天王星」の組み合わせとも符合する。コミュニティやホーム自体を、より豊かで居心地の良い場所にするため、新しい提案をしていく。

所属する場に深く共感し、その一員であろうとする個人が、その未来のために問題提起していく。特別な場所だからこそ、他の場所では実現できなかったより根源的な豊かさを希求する。もしくは、その場に新しい価値観でもって豊かさ・心地良さを作り出していくことになるのかも。

牡牛座の支配星は8室獅子座にある。相手と同じ気持ちを共有しているので、相手のほしいものが解かり、それを堂々と与える。ここにはドラゴンヘッドもあり、近しい相手を惹きつけることに長けているかも。

獅子座金星と水瓶座火星は180度で、天王星とTスクエア。向かいには木星も。熱くて華やかな女性と、体温低くくフリーキーな男性が向かい合ってる。どちらも周囲・世の中には迎合せず、周りからは予測できない。

とはいえこれらは、金星は牡牛座の支配星、天王星水瓶座の支配星での90度(スクエア)。近しい相手への愛情のため(8室金星)に場を新たに作り替えること(4室天王星)、新しい快適さのため(牡牛座天王星)断捨離したり何かを手に入れたり(2室火星)などは、離れわざを決めるかのように、意外なほど実現しやすいかも。

金星火星は対人的な場で出るので、上に書いたことはそのまま人との付き合い方として出る。金星は受け身、火星は攻めの時の態度。受けは朗らかに大らかに派手めに、攻めは頭を使って大胆に。「根源的な豊かさ」のために、その人独自のやり方で。

金星海王星は144度、木星海王星は120度で愛情・愛着、もしくはやさしさを最優先しやすい。獅子座金星・天秤座月・水瓶座火星は小三角で、スカッとしたスマートな付き合い方をしようとしつつ、最終的に誰も傷つけないような形を選びそうな。