Astro Japonica

楽しい 占星術ノート

6室について、現場から ①/3

6室が重い方が鑑定にいらっしゃることがちらほらある。私も重いので、類友なのかもしれない。鑑定の場ではやはり恋愛や結婚の話が多いのだけれど、6室マターの方はほぼ100で仕事。

6室は「勤め・努め・職場・健康・修練・ルーティン」の部屋。6室に重い天体があると、努力家だったり、働き者だったり。月や金星なら、そうすることで気持ちが落ち着いたり、楽しかったりもする。太陽は人生のテーマ、木星は職場・健康に恵まれる。けれど、それ以外だと概ねしんどいことになりやすい。

現代では、大方の人が生活のために何らかの仕事をして生きていく。これは贅沢やオプション的なものではなく、半ば義務に近いもの。そんな中で、6室にマレフィック(凶星)があるのは、まあまあなマイナススタートのように思う。ハウスの意味自体がそもそも「お勤め(修行)」な上にマレフィックがあるのだから。普通に働いて普通に幸せになりたくても、それが難しい。「誰にでも火星・土星はある。向き合うべき」なのかもしれないけれど、あまりに6室が重い場合、一個人で対応できる範囲をずっと超えている。なので、6室が重い方がとまどうのもよく分かる。私自身は正攻法で向き合わずに、むしろ放り投げた方がいいんじゃないかと思ってる。6室のテーマである「仕事」での、いわゆる一般的な幸せが難しいとしたら、こちらも荒業でいくしかない。

ステリウムがない人には、ピンと来ないかもしれないが、火星や土星以遠のステリウム(以下、これを「ステリウム」とだけ書く)がある場合、その「望んでもない、しんどい大きな渦」に巻き込まれる感覚がある。そんなに働きたくもないのだけれど、自分だけ終電まで残業しなきゃいけない担当についてしまった、妙に人が消えていくと思っていたら職場が反社絡みだった、身体が丈夫でもないのに重労働している、真面目に働いているのに、自分よりひまな人たちにケチつけられて仕事が増える、…などざっくりいうと仕事運がない。ステリウムはバグってるところなので、不条理が起こりやすい。「普通の仕事」をしようとすると、そこに天体のエネルギーが収まり切れなくて、バグが起きる。なので、基本的に働きたくなくなる。怠け者というより、バグりやすいから余計に面倒になる。

2・6・10室は仕事のハウスで、金運も表す。収入も表すけれど、支出(使い方)も表す。6室が健全で恵まれていたら、貯金ができる人なのだけれど、ステリウムだと日々使う人になる。仕事のストレスを細々使うことで発散したり。6室は腸など消化器官も表すので、食べ過ぎになりやすかったり。

はてさて、上に書いた「放り投げる」「荒業」について、次回から書いていく。以前に似たテーマで「土星+ステリウムのハウス、放棄のすすめ ①/2」「土星+ステリウムのハウス、放棄のすすめ ②/2」を書いたのだけれど、分かりにくかったかも。今回は6室に絞って、また違った見方で書いてみます。