Astro Japonica

楽しい 占星術ノート

2022年7月29日 2:54 新月

始まり
ASC 蟹座12度「メッセージを持った赤ん坊をあやす中国人の女 
→月 獅子座6度「時代遅れな女と最先端の少女

テーマ
太陽月 獅子座6度「時代遅れな女と最先端の少女

結果
MC 魚座25度「聖職の浄化

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始まり
ASC 蟹座12度「メッセージを持った赤ん坊をあやす中国人の女 
→月(新月の太陽月) 獅子座6度「時代遅れな女と最先端の少女

蟹座12度は、先見の明をもって見つけたものを育てる度数。周囲がまだ気付いてない、何かしらマニアックなものかもしれない。人・物・場所・作品・活動、対象は何であれ一人で発見し、それとともにあることを貫く。リリスと金星もここにあり、それはおそらく感情が満たされて、のめりこめるもの。情感豊かで、懐かしく、愛着の持てるもの。

テーマ
太陽月 獅子座6度「時代遅れな女と最先端の少女

スタートのASCは、支配星の月へと向かう。月は獅子座6度で、時代の変化を知らされ、衝撃を受ける度数。方向転換を迫られるけれど、それに気付く機会が持てたということでもある。年をとるほど、個人の中に世代的な価値観というものの存在感が際立つけれど、それを感じるということは、新しい別の価値観が現れてきたからでもある。昔とは時代が変わってしまったと一旦は失意に陥るが、それから時流をフラットな視点で見られるようになる。

結果
MC 魚座25度「聖職の浄化

「続ける」とは例えば、ASCの蟹座12度が表すような、成長(育成)・発展・洗練という道もあるけれど、衰退・腐敗していくという面もある。それがいかに素晴らしいものであっても、正しく伝わらなければ、その使い方を誤れば、そうでなくても、はじめはほんの小さな堕落であったことに、それだと気付かなければ、脆くも崩れ落ちてしまう。ここでは続けていく何か大切なものに対して、日々意識的に見つめ軌道修正し、その度に浄化していく。

流れ

「育てる」気持ちになれるぐらいの何かがあって、それが自分の中で軸になる。獅子座6度「時代遅れな女と最先端の少女」は、時代の変化を知り衝撃を受ける度数だけれど、個人的な軸・ものさしがあるからこそ、時代の変化とそれが表す意味をよりダイレクトに気付ける。この時に固定宮のTスクエアもあり、今まで動かなかったものが動く。牡牛座の火星・天王星ドラゴンヘッド、獅子座の水星、水瓶座土星という組み合わせで、硬いものがバキッと折れるような衝撃の伴う変化・転換を思わせる。けれどTスクエアなので、一旦折れたものは、折れた時の原因を上回る理由で立て直される。

この期間は思い切って、ちゃんと対峙する・その物事の裏まで見る・そして本当に大事なものだけ選び取る、そういう機会があるかもしれない。逃げずに向き合うと、一時的には混乱があっても、結果的に良くなる可能性が高い。牡牛座・獅子座・水瓶座なので、自分の素質・個性を中心に据えた選択になるだろう。どこかの誰かが誰かたちがどうであれ、個人としての自分が本当にほしかったもの。

そうやって、ふたをしてないがしろにしていたことに、光を当てて浄化していく。「聖職の浄化」とは、昨今のニュースを表すようだけれど、一個人としても何かを“信じる”という、本来の言葉の意味通り信じること、そしてそれ以外のノイズに惑わされない、という感覚をつかむことも大切だと思う。まやかし・目くらましに惑わされないために、そして自身や個性(獅子座・水瓶座)を守り抜く(ASC蟹座12度)ためにも、必要な感覚に思う。