「今月の予定」でスピーカーの写真を追加したら、急にカウンター数が上がったみたい。占星術に興味ある人は音楽にも興味あるのかしら、意外…スピーカー探している人もいるかもしれないので、ちょっとその話を書いてみます。機種名(型番)はタイトルにもある通り「Q Acoustics 3030i」、2006年創立のイギリスのメーカーのよう。本当に良かったのでおすすめ。それとあとで設計者さん(ドイツ生まれ)のチャートも読んでみます。自身のブランド(FINK team、Q Acousticsとはまた別)HPにあったこの方の発言が面白かったので、それと合わせて。
●久しぶりにスピーカーを買う
引越してから、PCにつないでいるスピーカーから時々ノイズがするようになった。買替を考えて色々見ていたら、今のスピーカーが察したのか、がんばって直ってきた。それにどうやら本体というより、スピーカーケーブルが痛んでるらしい。
まあ元々使っているスピーカーはONKYOのもので、買ってから多分12年ぐらい経ってる。そろそろ新しく買ってもいい気がするし、不眠症の自分のためにもひとまず枕元に置くのもいい。
●動画で試聴
youtubeで見かけた動画でこれ!と思ったのが、購入したもの。その動画で他にもいくつかスピーカーが紹介されていて、その動画の主はあまりこれを推していないかったけど、個人的には断然良かった。正確にはその動画で紹介されていたもの(3020i)の後に出た機種(3030i)なのだけど、3030iの動画も検索したら海外のでいくつか出てきた。
●音の特徴
最初は同じくイギリスの、某大手老舗メーカーのものを買おうと思っていた。もう10年近く前に知人が「音がやさしくて聞き疲れしなくていい」と愛用していたブランドだった。けれど、そこのブランドは某放送局と縁が深いようで、個人的にそれがちょっと引っかかっていた。笑 そのメーカーのと、3030iとの比較動画もあった。3030iの方が価格は安いのだけど、いわゆる解像度が高くて人の声に艶がある。1つ1つの音に存在感があって、単調な電子音のループも、音高のちがいだけで、音色まで描き分けられている感じ。グルーヴまで実体感があるような、ノリが良くて、どんなジャンルでも楽しく聞ける音。
動画で見ていた時は、ちょっと笑ってしまうぐらい、かなりブライトに聴こえていた。ダークとかシリアスなもの、例えばクラッシックやビバップなどと合うのか、ちょっと不安だった。けど、想像よりずっと繊細な音で全然大丈夫だった。むしろ例えば「退廃的な美」という時の、その暗さと輝きのコントラストが鮮明になって、「美」の部分がより際立つ感じ。
そして温かい音で、他にも音のきれいなスピーカーは色々あるみたいだったけど、この温かさがあるので、どうしてもこれが良かった。温かいといっても、しゃきっとしてて、ぼやけない絶妙な感じ。
●届いてから
最初に聴いたのは、Julie Doiron『Heart & Crime』
Julie Doironが初来日の時、偶然静岡に住んでいて、なぜかこれも偶然に東名阪だけでなく浜松でもライブをしてくれたので、その浜松と名古屋の両方に観に行った。もう20年近く前のこと。これはオリジナル・アルバムだけれど、あの時のライブみたいな音がして涙が出てしまった。私はこの人の音楽しか聴けなかった時期が5年ぐらいある。当時は季節労働者みたいな生活だったけど、その真っ最中に来日してくれて、間近で演奏を観られたことはとてもラッキーだったなと思う。
3030iはブックシェルフ型の中でも、3000シリーズの中で1番奥行きがあり、低音がかなり出るタイプ。住んでる部屋も広くないし、サブウーファーの必要は感じないどころか、低音抑えるためにスポンジ入れてるぐらい。それでも低音すごい。ライブ盤など本当にライブ会場にいるみたい。Moriarty『Echoes from the Borderline -Live Recordings & Auto-Bootlegs-』(デビュー10周年ライブ盤)なども繰り返し聴いている。モノクロの装丁がスピーカーにも合っている感じ。
ついでに、2曲歌詞対訳したので見てほしい…
●海外レビュー
3030iについての日本語のレビューはあまり見かけず、秋葉原のヨドバシでもQ Acousticsの他の機種はあっても、この機種はなかった(ので、とりあえずトールボーイの3050iを試聴)。買ってから知ったのだけど、海外でのレビューは結構あったみたいで、軒並みベタ褒めで、だよねー!!と思いながら読んだりした。笑 74件あって★5つ。勘を信じて良かったー。見た目もかわいいし。
●販売店
もし購入を考えてる方がいたら、価格について。正規輸入代理店から直接買うのが一番安いみたい。家電店より9,000円ぐらい安く、価格.comの最安より安く買えたので。輸入代理店から購入する時に会員登録すると、今HPに表示されているよりさらに少し下がります。1番安心でもあるし。
*10/13 補足
書き忘れていましたが、イギリス製なので円安・ドル高の影響はありません。ただし、材料費のために2回値上げ(2021年4月・2022年5月)があったようです。
●次回
次回は設計者さんのホロスコープを読んでみます。これは世界でも読んでる人いない気がする。笑 色々面白いところもあったので。人気俳優さんとかジャニーズさんとかゴシップ賑わせた人とか一切出てこない、このブログを読んでくれる方々、ありがとう!!